愛の呪術
仏教にも愛の呪術はありました。
密教の愛染明王などを本尊とする敬愛法が有名だが、他宗においても種々実施されていたらしい。
奈良の元興寺極楽坊に伝えられた「夫婦和合祭文」は康暦三(1381)年に書写されたもので、中世の寺院の恋愛呪術の実体を知るラえで貴重です。
それを見ると「東方和合青帝将軍」といった神名があげられ、陰陽道の影響下でつくられたことがわかります。
その具体的な方法は、黄皮・鹿皮・子須毛知ノ木をもって三種の男女の人形をつくり、一体ずつ陰部を重ねて立たせ、米・季節の果物・ワカメ・鰹・塩を供えて祈るというものでした。
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